武寧王の王陵と公州博物館

歴史・史蹟
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ソウルから公州へ

4月の下旬。新緑が彩る季節。

以前から行きたいリストにあった「公州」に足を運んだ。

ここは忠清南道である。ソウルからKTXで1時間半ほどであろうか。

この日は週末ということもあって、高速列車であるKTXは売り切れ。満席だった。

ただ公州という駅はあるにせよ、そこからまたバスでかなりの時間を要する。

他の手段といしては高速バスがある。江南ターミナルから出ているが、なんと

バスのチケットも午前のは売り切れで、午後の1時出発という状況。

とりあえずチケットを購入したが、再度ネイバーの地図で生き方を確認すると、

世宗市(セジョンシ)というところにいって、そこから公州に向かうバスがあるという。

ただ、寄り道することもあるし、その世宗市からバスが本当に出ているのか、定かではない。

それでもじっとしていられず、世宗行きのバスのチケットを購入。

当初の午後出発の公州ターミナルへのバスチケットは払い戻した。

一時間半くらいすると、世宗市が見えてくる。どこで降りるのわからず、みなが下りてるから

ターミナルだろうと降りてみた。しかし、そこは世宗市には違いなかったが、市街地であった。

そこからまた、市内のバスに乗らなければならない。

市内のバスに乗ってようやく世宗ターミナルについた。そこで、職員にここから公州ターミナルまでいく

バスがあるか聞いてみる。

すると一時間後にバスが来ると答えた。その間、ターミナルの食事をした。とんかつだ。

食事を終え、暇つぶしに周辺を歩いた。新都市であるだけ、まわりは高層アパートだけが

立ち並んでいる。

そしてバスの到着時刻になった。しかし、なかなかバスは来ない。

30分すぎてようやく公州と書かれたバスが来ていた。

バスはすぐにでも発車しようとしていた。

もう少しで乗り遅れるところであった。

錦河(クムガン)が見えてくる。

武寧王の王陵

いよいよ公州ターミナルに到着。

こんなにも苦労するとは。それでも、2時半には到着できたから幸いだ。

ここから、王陵までは歩く。バスもあるが、本数がすくない。そしてまたいつ来るかわからない。

歩いたほうが手っ取り早い。

といかく錦河の川沿いを歩いてみよう。

はるかに公山城が見える。それを超えると王陵がある。

ひたすら歩く。

そしてやっと観光地らしい風景が目に飛び込んできた。

お年寄りたちが木陰で休んでいる。トイレ休憩をしよう。

その向かいには武寧王の像が立っている。

この街のシンボルのようだ。

もう少し行くと、栄山里古墳群があるはずだ。

上り坂を上がると古墳群の入り口につく。

ついに武寧王の王陵についた。

正確には王陵ではないのだが、この中は記念館になっている。

ま、学習のために設けた施設のようだ。

王陵はその上を歩かなけらばならない。

資料館を見て、そとにでると古墳群となる。

その一つが武寧王の墓だ。

今はふさがって入る。残念だが、非常に貴重な発見だったからか、どうしても

出入りは制限されなければならないのだろう。

実際の遺物は博物館にある、という。

博物館まで30分ほどあるくことになった。

公州博物館

公州博物館。

ここに当時発掘されたものが展示されている。

まずは王冠だ。金の王冠。

中はガラス張りだが、少しづつ揺れているのが見て取れる。不思議だ。

外気には触れていないにもかかわらずだ。

そして、高野槇という日本で自生するという樹木で作られた棺だ。これは再度作りなおしたらしいが。

そして最後に「斯麻」と書かれた墓石だ。

武寧王が筑紫の加唐島でうまれたという記録が雄略天皇紀に記されている。

日本との深いつながりを感じさせる。

島君と名付けられて百済に送り返されたという。

再びソウルへ

速足で回り、再度ターミナルにもどる。

市内のバスは1時間後にくる。

待っていられず、ターミナルまでとにかく歩くことにした。

1時間ほど歩いたかもしれない。

コールタクシーを呼んでもいいと思う。

バスを乗り継ぐのは時間がかかりそうだ。

18時半のバス。でも運転手さんに聞いたら、18時20分のは席があるから、乗っていったらいい

とのこと。

バスは広くて快適だ。

仕切りのカーテンもある。大きな声だ電話している人にはちょっと勘弁してほしかったが。

江南まで無事に到着。

日帰りで、バスの乗り継ぎ、公州までの「歴史観光の旅」

KTXだったらもっと楽に行けたのかもしれない。

ただ、あまり交通の便はよくない。

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