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私は韓国で20年日本語教師として過ごしてきました。その期間は同じ学校、大学というわけではなかったのですが、日本語を教えながら、日本語教師の資格について考える機会も多かったようです。
実際私自身資格はなく、大学の専攻も言語や日本語教育関連の学部ではなかったのです。
海外でも資格をもって教えている人、もってないで教えている人と様々です。私の周りにも資格をもって教えている人のほうが少なかったように思います。
海外の方がその点、日本語教師の資格の所持はあいまいであるかもしれません。
現地の人と結婚している人や、現地語が達者である。そんなビザを発給するのに困らない人を雇う傾向があるので、資格保持者を必ずしも必要としていない事情となるのでしょう。
では、果たして、資格なくてもいいのかどうか。
その点を今回、韓国のケースから記述してみたいと思います。
1.日本語教師能力試験への道
日本語を教えるのは専門職であります。つまり、国がこの人は「日本語教師」であると証明するものであるといえます。
日本人だからだれでも、「日本語教師」だと認定はできないでしょう。
英語の場合を考えればわかりやすいです。
アメリカ人だから、ネイティブだからみな、英語の教師でしょうか。
ちがいます。
やはり、しっかり、教授法や学習法をマスターしている人が教えるべきです。
それに、英語の学習者として学んでいる我々も安心できるのです。
英語ならばTESOLのような「資格」は必要となります。
よって、最低でも日本語教師能力試験に合格するか、日本語教師養成講座420時間を修了していることが必須となることはわかるのです。
日本語教師になる道はまず何よりも
日本語教師の資格を取得することであることは間違いありません。
これは海外でも同じです。
それでは実際に韓国ではこの資格を求めているでしょうか。
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2.韓国では資格を求めれるか。
現実上記とは異なり、韓国ではこの資格というものを求めている学校は多くなかったと思います。
要するに
1)大卒である 2)韓国語がある程度話せる
ということで、採用する、学校は多かったようです。
それでも、近年はだいぶ異なっているようです。つまり、「資格」を要求する求人も多いのです。
では
どうして、韓国では上記の2つが条件となっていたのでしょうか。
それは学歴社会であるという点があげられます。
4年生の大学を卒業していると、先生としての資格はあるという考え方があります。
英語のネイティブの先生もそうでした。
4年生の大学を卒業している人がほとんどで、専攻はまちまちです。
韓国人から見て
4年生の大学を卒業してる先生だから、安心だという心理はあるのです。
特に日本の場合はそういうイメージはあるのでしょう。
ここで、もし韓国で日本語教師をするという希望がある場合は
4年生の大学を出るということを、提案します。
しかし、最近は様子が変わってきてます。
なぜか?
韓国語の需要が多くなるにつれて、韓国語教師が増えたからです。
韓国語の教師は資格は必須です。
2級は必須です。3級はボランティアで必要。経験ができると、1級にあがるというシステム。
韓国語教師に資格を求めて、日本語教師には資格をあいまいにする。そんな
ことはできません。
やはり、韓国語教師のように、日本語の先生にも教師としての資格を
求めているのです。これは、韓国語の人気があがることで、
変わった大きな変化であるともいえます。
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3.現地での体験から
私は現地で教えながら、実感したことがあります。
やはり、日本語の教師の資格か副専攻でもとるべきだということです。
教えるという責任においては
しっかりした、ベース、言語学、音声学、文化、教授法は必須なのです。
これなしで、教えることは苦痛となるでしょうし、
長く続かないと思います。
私はこれらを学びに、大学院の修士課程に通いますが。
つまり、教えながら、学ぶという道を選びました。
しかし
これは、とても大変なことです。
仕事をしながら、学位をとったり、資格をとるのは容易ではありません。
ではどうするか。
やはり、しっかり、資格の勉強に取り組み、資格所持の段階で、次のステップに進むことでしょう。
日本語話せることと
日本語上手に教えること
は異なります。
上手に教えるには、言語学や音声学の知識は必須です。
そして韓国語と日本語の相違点も知らなけらば、韓国の学生に教えることはできません。
もし、言語の教師ならば、英語や他の言語は学ぶべきです。
必要なことは
1)日本語教師の資格
2)他の言語のマスターか勉強
であります。
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4.10月に向けての試験対策は。
試験は出題は範囲が広いことで知られています。
つまり、言語学、教育学、日本語の歴史、異文化理解、音声学と、
結構ハードであることは確かです。
こんな多くの範囲を勉強して、試験には役立っても、現場で役にたつかと思うかもしれませんが、
現場に立ってみると、これらは、必要となります。 役立つのです。
会話の授業、試験対策の授業であっても変わりはありません。
教師は色々な背景や知識を求められ、また、常に日本や世界に対して研究や読書などがも必要となります。
教えながらも、自らを磨いていくという感じでしょうか。
そこで、試験対策は体系的なものであることが必要となります。
英語教育で有名な「アルク」では【日本語能力検定試験 合格パック】に
合格に必要なツールや体系的なものを詰め込んでいます。
また、「必勝 虎の巻」挿入し、アプリからダウンロードをして、完全に効率よくマスターできるようにしたとのこと。
これは通信講座「NAFL日本語教師養成プログラム」に検定対策用の厳選教材を組み合わせたスペシャルパック。
この機会にアルクのスペシャルパック
【日本語能力検定試験 合格パック】を利用して
試験対策にするのはいかがでしょうか。
何よりもまず、勉強に取り掛かり、試験を受けてみる。
日本語教師を志望しているかたは、まずはここから取り組むことで、必ず何らかの道が開けてくるでしょう。
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20年の現場で正直な感想は「これほど日本語の受容の多いものか」ということを実感したことです。
日本語には惹かれる外国人は日本人が考えるほど多いのです。
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