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日韓友情物語。海の向こうの友を慕う。<韓国生活コラム>

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 私がこの韓国で見聞した中で一番感動的で記憶に残っているものをあげるとしたら、日韓の海を越えた友情物語でしょう。これは私自身の話しではなく、実話で私の勤務していた大学の総長と日本の姉妹校である理事長との関係であります。一方は韓国人でA総長、もう一方は日本人でB理事次長、二人の関係は真の友情に包まれていたのであります。

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 私が大学に就任した当時は日本側の理事長はすでに他界していました。その日本の理事長との過ごした思い出や交わした友情を忘れられなかったのでしょう。韓国人の大学の総長は常に忘れることのできない面影を慕うのです。毎年行われる忌日祭に参加し、その冥福を祈るのです。総長も高齢でいらっしゃたので、毎年のように日本へ赴き、墓前に手を合わせるのは並大抵ではなかったはずです。

 私は通訳という立場で常に同行していました。総長は理事長の健在のときの思い出を語ります。どれほどまでに理事長と深い関係を築き、語り合っていたかを思いの限りを込めて、真実をありのままに語るのです。

 私はその姿、その語り口、その表情をみるたびに、生まれてみたことのない真の友情の姿を見ることができたのです。どのようなことが二人の間に話が交わされたかの詳細はわかりませんが、大抵の内容は次のようになります。

 韓国にソラク山という山があります。その山にハイキングに日韓の幹部の付き添いが一緒にいたのです。その日は天候が悪く、風も吹き、遂には雷が落ちたそうです。

 その時、一行はケーブルカーに乗っていたのですが、雷が落ちた瞬間に、ケーブルは止まりました。当然周りはどうなることやら、驚きを隠せなかったのですが、この総長と理事長の二人は話に花が咲き、その停電にも動ぜず話に盛り上がっていたのです。数分経ってようやくケーブルは動き出しました。一行は無事に下山できたのです。事故があっても、この二人の間には何らの障害ともならなかったのでしょう。何事もなかったかのようにケーブルカーから降りてきたといいます。

 さらに、その日は大雨で、山崩れがおきました。高速道路が寸断され、車は前に進むことがきでない。その状況で二人の姿が見えないのです。探してみると、車を駐車させて、その中でお酒を酌み交わしていたのです。

 極めつけの感動の話はこれです。韓国の総長がハワイに行きました。その当時、日本側の理事長先生は癌を患っており、かなり体の調子が悪い状態でした。それは総長も知っていました。

 ハワイには個人的に旅行にいったとのとことですが、総長は初日から何をしたのか。それは、ハワイにはたくさんの薬がある。その当時は日本や韓国よりも医療はアメリカが先端を言っているし、薬もいいものがあるという認識があったのでしょう。総長は初日到着するなり、友人のために薬を探し回ります。それでも適当なものはない。それで、旅行をしながらも、薬を探し続けます。海の向こうで苦しんでいる、友のために。これほどの友情が今現在見られるでしょうか。これほどの、友達思いがいるでしょうか。私は聞いたことがないですし、残念ながら経験したことがないのです。

 しかも、国が違い、言葉も違う、二人が思い、慕い、心配し合うのはまるでドラマのようです。理事長先生も闘病のなかであっても、その「友」への思いやりがどれほどありがたかったでしょうか。そして、韓国の総長はどれほど心を痛めていたでしょうか。

 結局理事長は他界しました。どうしてそれほど早く、先に行ってしまったのか。韓国人のその友を思う心。それも日本人という外国の人をかけがえのない友として慕うことの意味は何なのでしょうか。話を聞く限り利害関係のような気配は一切ありませんでした。学校対学校という関係ではなく、その人を心から愛し、慕い、そして心を許していたのです。

 韓国人とは一度結んだ絆を大切にし、こんな人とのかかわりの中に住んでいるのだと気づいたのは、この韓国人の大学総長との出会いからでした。

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