留学というと私費留学、卒業後に留学、語学留学等を考えやすいと思われますが、
交換留学を進めている人は意外と少ないように思います。
交換留学とは海外の大学同士が、大学間の協定を結び、
細かい決まりごとを綿密に協議し、姉妹校として学生を単位取得前提として、
留学させるものです。
<メリット>は
1)単位は認定してもらえる。海外留学している間は、母校の大学の近似した科目が単位取得となる。
2)学費だけを払えば、海外の大学に入学できてしまう。学費は母校へ学費を納めます。
よって、渡航費と生活費、寮費さえ払ってしまえば、6か月から1年を海外で過ごすことができるものです。
短い期間かもしれませんが、姉妹校から来た学生ということで、サポートもしてもらい、またいろいろな現地人と交流させてくれるといったメリットがあります。
姉妹校ならではの待遇でしょう。
これが、全然関係のない大学や学生が入学しても、それだけのサポートは受けられません。
交換学生はその学校の代表としてきているので、ぞんざいには扱わないのです。
これがポイントです。
ではまず何から取り組むか。
私が韓国の大学の現場にいて見ていることからわかる範囲でお伝えします。
1.提携校を調査せよ
ではまず何をするか。入学してすぐに提携校つまり姉妹校はどこかを入念に調べてみましょう。
大学には必ず、海外との交流する部署や担当者がいます。最近は必ずありますし、名前は異なれど、それに関した部署があるはずです。大学に問い合わせるのもいいでしょう。
そういう部署の担当者に直接聞いてみるのが、早いです。
または、同じ学部同士では先輩に情報を提供してもらう手があります。同じサークルの先輩に聞くと、先輩の友達が今交換留学してるなんていう
貴重な情報が手に入るはず!
先輩が入学して経験しているので、どこがいいのか。どこがよくないかが大体わかるのです。
その情報をもとに学校選びをしましょう。姉妹校も色々あります。待遇のいいところ。それほど、留学生に関心のないところ。
現場にいる私が感じるのは、4年生で大きな大学だから
待遇、留学生に特に交換留学生に関心をもち、よい待遇をしてくれるとは限りません。
え?と思うかもしれませんが、マンモス校ほど、一人一人に手がかからないのです。
もしかしたら、規模の小さいほうが、手厚くかまってくれるかもしれません。
私驚いたケースは、学生が到着したその日に、段ボールに生活必需品一式を丁寧に渡されたところがありました。それに感動して、写真を送ってくれたのです。
さて、
大学には100以上の提携大学があります。しかし、すべて交換できるとは限らないので注意が必要といえます。
提携校=交換留学できる大学 とは限らないのです。ここは注意!
それから、期間や入学条件もまちまちなのです。ここも要注意です。
情報合戦みたいなろころでしょうか。でも、なぜでしょうか、
ここがいいな!といった感が働いたところが、自分にあってるということがしばしばあります。
不思議ですが。大学選びに似ているところがあるようです。
2.交換学生の資格はあるか。
では、どういった人が行けるのか。
そうなんです。だれでも、いけるというわけではない。
これも大学によってまちまちですが、
私なりに、見てきた感想をいいますと。
1)成績。これが一番選抜のときに見るといわれます。
2)誠実さ。これもとても大きく見られます。
理由は? 姉妹校なので、相手の学校に迷惑がかかったり、問題がおきたら、後輩が行けなくなってしまう可能性があるのです。
ここが、姉妹校ということで、提携しているシビアな面です。
信頼関係で成立しているようなものです。逆にいい学生が送られてくると、次は交換留学生の定員が倍になったりもします。
よって、なるべく、問題を起こさず、誠実に留学生活を送れる人が選抜されます。これは間違いないようです。
では、どうやってその学生を選抜するの??
3)面接。面接が次にポイントとなります。きっと面接での第一印象や語学力で決まると思っても過言ではありません。
何を聞いてくるか。
なんか就活みたいだけど、
①あなたは留学後何をするつもりで、留学経験を今後どう生かそうとしてますか。
②どうして、この大学に留学したいと思ったのですか。
③お金は準備できてますか。(飛行機代、生活費)
”このうち、どれが一番大切だと思いますか。”
答えは ②のようです が、
実は ③なのです。(現場での経験上の話し)選抜の基準はここにありました。
生活費があるかないか。もっと言うと、交換学生にアルバイトができないという限界があるという点。
途中でリタイアできないということがあります。リタイアしたら、学校の評価が下がることもある。
のです。大学は評価をとても気にします。学生からの評価だけでなく、国からの評価もです。
ですから、どうやってお金を工面したのかをはっきり示すことが大切です。
うそっぽくなく、一番多い回答は。
“今アルバイトをしていて、これくらいたまってます。”
と、金額まで言うのです。
そうすると、面接官は信じます。
学生が話したことに、それ以上根ほり葉ほり調べたりはしません。
ただ、留学の際に保証人の残高証明は求められます。
そして、語学力ですが、語学力はあったらよくて、なくても通ります。
ただ、協定で、TOEFL600以上とか決まっている場合はそれにしたがなくてはなりません。この基準がない場合もあります。韓国に行くにしても、英語は必須です。
もし韓国語能力試験を持っていたら有利になるし、どこどこの韓国語のスクールに通っているといっても有利でしょう。大手では以下の学校に韓国語レッスンがあります。無料の体験をしてみて、自分にあったところをみつけてみてください。
以前は韓国語を学ぶ教室はなかったのですが、最近は国内でも基礎から学ぶことができるので、少し費用は掛かっても通うのをおすすめします。
韓国語は基礎が大事だと私は思っています。
交換留学、語学留学の前にそれを身に着けるのです。
韓国の大学なので、マンツーマンで丁寧に教えてくれると思いますか。
答えは NO
です。
言われてみれば、たしかに、そうですね!
だいたいクラスは10人から15人ですが、
だから、日本でまず基礎をしっかり学ぶことで、留学して飛躍するのです。
また、現地の韓国語学校や語学堂は、みな外国人です。先生を除いてですが。
よって、授業以外で、実践していきながら、伸ばしていくというイメージです。
現地語学堂が意味ないということではありませんが、やはり、行く前に一か月でもスクールに通うとかなり伸びが違います。現地で初歩からスタートは、おすすめしません。
<以下が大手のスクールです>やはり大きいところがしっかり体系的にそして、先生も選抜されているので、いいと思います。ネイティブだからだれでも、とはなりません。講師の質もしっかりしてます。
やっぱり、講師ですべてが決まる。あなたの韓国語の実力だけでなく
将来のことも、もしかしたら、一人の韓国人先生との出会いで
劇的に変わるかもしれないのです。先生との出会い。何か小説のようですが。。。
出会いってホントに大切ですね。
ベルリッツ韓国語教室 駅前留学のNOVA まずは体験レッスン! ECC外語学院(無料体験)さて、大学ですが、面接のときにネイティブの先生も同席することが多いです。
よって、簡単な会話ぐらいはできるようにしましょう。これも、大きなポイントなんです。実は。
3.交換留学のオススメ理由
冒頭でも言いましたが、単位が認定され、学生に対する待遇もよく、そして、学費は母校の基準で払う。というのがメリットです。
しかし、それ以上に、この大学生という期間で、一度海外を経験することが何よりのメリットだと私は思っています。
20代の前半に海外での経験が今後の人生に大きなプラスになることは間違いありません。
在学中に交換学生としていくことに意味があると思われます。
でも、母校(あなたが日本で通ってる学校)での授業がとれない。と不安に思うかもしれませんが、大学の授業は単位を取得するものです。
それが、実際の職場で応用できるとは限りません。つまり、単位も大切ですが、社会にでると経験が大きく影響を及ぼすものです。異文化体験はその中でも大きく割合をしめます。
なぜか。社会にでると、いろんな人、人種、と出会って仕事をしなければならない。そのときに、必ず交換学生に経験は生きるのです。
最近は教育も暗記や知識を詰め込むことから、考える、思考するほうに移行してます。
そう意味で、海外での経験を通して、いろいろ試行錯誤しながら、勉強するほうが本来の高等教育の方向と一致しているといえるでしょう。<以下は英会話ですが、色々な国の人とオンラインで交流できるのでおすすめです。外国はアメリカだけではありません。>
4.校内の海外研修も参加してみる
最後に、姉妹校締結は交換学生だけなく、短期研修なども提供していることがほとんどです。
2週間から4週間でしょう。
もし、交換学生がすこし負担だという人は、短期研修に参加するのもいいでしょう。
この場合は、10人から15人ほど選抜されて、一緒に行動します。
選考は上記に記した内容とほぼ同じです。
人格と渡航費がポイントとなるでしょう。
まずは、学校の担当者に問い合わせてみてください。
姉妹校に行って研修するので、安価で滞在したり、経費はそれほどかかりません。個人のお小遣いは必要でしょう。こちらも、大学の国際部署に行ってみるといいです。
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