最近韓国国内では美容の資格に関心をもつ若者が増えている。例えば、ヘアーの国家資格やネイルアートなどがその人気の分野。特にネールアートの人気はここ数年で激増している様子。
地下商店街を除くと、かなりのネールショップが立ち並んでいる。
また、美容院も多い。韓国で多いお店といえば、フライドチキン、カフェ、そして美容院。だと思う。
今は食堂は徐々に少なくなっているような気がする。それに代わって、上記のお店が軒を並べている。
また、海外でもK-BEAUTYという名で韓流の一つとして人気を集めている。日本から留学の問い合わせや現に留学している学生で美容学科に所属している学生も増えてきている。
今日はこの美容の学校特に大学や短大ではなく、街の中にある美容学院(専門学校)に焦点を当てて記事を記載してみたい。
さらに、おすすめの専門学校としてオール・ザ・ビューティーアカデミーなる専門学校を紹介する。
韓国美容の昔と今
韓国の美容といえば、以前は人気の分野ではなかった。特にスキルを身に付けける分野では、美容特にヘアーなどは、なるべく避けたい職の一つであったという。高学歴社会の韓国は、手に職をつけることよりも、4年生のいい大学を卒業することに躍起になっていたところがある。しかし
ここ最近事情は変わってきているように思う。それは
スキル、つまり、「手に職をもつ」ことに注目が集まっているのである。
特にしっかり勉強をこなす学生も、この美容系の大学や専門学校に入学する傾向があり、倍率も高くなっている。
美容系の大学を卒業して、もちろん就職という選択肢はあるが、それ以外にもデザイナーやインストラクターの夢をもち、卒業後も継続して勉強している学生もいる。
さらに、日本の美容に関心をもったり、海外にワーホリに行くために美容を学ぶ学生もいる。よって、
色々な考え方をもち美容系に進学しているとみられる。
では、街にある専門学校(学院:ハゴン)はどうであろうか。
美容専門学校の多さ
美容院も多いが、美容専門学校も多い。一つの駅に4~5つはあるのではないだろうか。
ある専門学校は一つのビルを持っていたり、ある専門学校はビルのフロアーに構えているほどである。
韓国で専門学校として多く見られるのがコンピューター関係と美容、ではないだろうか。以前英会話が多かったが、オンラインになってから、通う人がすくななっていて、あまり見かけなくなった。
それに代わって、このスキルを身に着けられる学校が増えたようである。
ただ、美容学校も色々あるのだが、問題は中身である。つまり、施設、講師陣、システム、費用などである。特に注目しなければならないのが、教育であろう。
どんな教育をしているのか。
これは外側から見てもわからない。受講してみて初めてこんな感じとわかるもの。
大体が、一人の講師に数名の学生を教えるのがほとんどであろう。
講師もかわるがわる教えるので、一人の学生に個別指導というわけにはいかない。
専門学校を選ぶポイントとしてはこの
指導をどのようにしているかを見なければならない。
そして、専門学校の規模はどのくらいか。
ソウルに本社があって、各地域にブランチがあるのを見つけるのがいいと思う。施設が一つしかないという小規模の経営のところは避けるべでである。
オール・ザ・ビューティーアカデミーのメリット
オール・ザ・ビューティーアカデミーという専門学校がある。今日はここを紹介してみたい。
メリットを羅列してみると。
- ソウルに本社がある企業が運営している
- 個人指導を行っている
- 教育環境が整っていて比較的きれい。
- 学生の相談役としてのメントリングがある
1)まず、美容会社の企業が運営しているという点である。本社はソウルにある。そして、江南(カンナム)、プサン、水原、インチョン、新村(シンチョン)、テグ、大田(テジョン)、クァンジュに学校を設けて運営している。かなり
大規模に展開していることがわかる。
ソウルや京畿道などの大学がある留学先からもアクセスできる位置にあることが確認できる。
企業が運営しているがうゆえに、システムや施設も整っている。それによって、体系的に教育がなされている。
国家試験の場合は約4か月を見ながら、カリキュラムをたててくれる。よって、韓国語の読み書きはできなければならない。これは結構留学生にはきついかもですね。ただ、けっこう外国人も登録して学んでいるようです。
2)個人指導型で、個人の進度や進路に合わせて進めてくれる。スケジュールも自分で選ぶことができ、午前、午後、夕方、夜までの4タイムの中で選べる。例えば、語学堂などが終わって、夕方のタイムに参加することも可能である。授業時間は2時間半である。
3)教育環境は整っていて、きれい。各学校ごとの施設は統一されている。
4)最後にメントリングがあること。一人に一人のメンターの担当者がいて、困ったことや試験、進度、日程などについて相談できる。
これはけっこう心強く、また始める前にも入念にこのメンターに質問することをおすすめする。
分野は
メイク
ヘアー
ネイル
エステ
といったところである。
費用はどのくらい
最後に気になる費用を見てみたい。
ヘアーの場合に限るが、
国家資格クラス
200万ウォンで正規の美容機材(機器)が60万ウォン
現場実務クラス
150万ウォンで美容機材が80万ウォン
という値段。
現在はコロナの支援金がでるとか。こちらは、時期によっても異なるので、その都度問い合わせが必要となる。
途中の返金も可能だそうだ。韓国内のどこの専門学校でも費用面はあまり変わらないとみられる。
語学留学をしつつ韓国美容を学ぶ
では日本からくる留学生はどのようにこの専門学校に通うか。ビザの問題を考えなければならない。
3か月以内はビザなしでも滞在はできるが、長期のコースに通うとなると、4~5か月は必要だ。
よって、ワーホリのビザか、語学堂のビザ(学生ビザ)をとって、韓国に滞在するというものが現実的であろう。
先にも述べたが、午前に語学堂の授業を受け、午後13:30~の授業か、夕方の17:00~の授業に参加すれがいい。
この専門学校はクラスのタイムが一日4回あるので、そのいずれかに通うことになると思われる。
ただ、韓国語の能力があるていどなければ、ついていけないこともある。ので、まずはしっかり語学をつけてから、通学を考慮することをすすめたい。
何よりもスキルの前に、語学力が問われそうである。
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