外国語といえば、すぐに思いつくのが英語。世界共通語であり、学校教育の中心は英語です。日本人にとって英語は文法がことなる、つまり、日本語はSOV英語はSVOという構造であることは知られています。
音声、発音も違います。日本語は単語の語尾が母音で終わるのに対して、英語は子音で終わる。
日本語の音声や文法に似た言葉は意外にも多かったりします。
私が思うには英語と同時にもう一つ、日本語に類似した外国語を勉強するのは、メリットがあり、また習得も早いのではないかと思っています。英語を習得する時間に比べてですが。
その類似した言語とは大まかに言って、アルタイ諸語です。
このアルタイというのはアルタイ山脈を意味し、その地域から分かれた諸語を意味するものです。
地図を見るとわかるのですが、結構広範囲にわたっています。
なぜこのテーマを記したのは、ウズベキスタンの話が持ち上がり、ウズベキスタン語が日本語の文法に似ているという話があったからです。
そして、現地に派遣された社員は、短い期間でウズベキスタン語をマスターしたとのことでした。
1.日本語と類似する語族。アルタイ諸語とは
代表的なものとして、韓国語があげられるでしょう。韓国語には「てにをは」があり、語順が同じです。ただし、完全に一致しているとは言いづらく、助詞などは
りんごが好きです。などは 「りんごを すきです。」
旅行にいく。などは 「旅行を いく。」
と表現します。
また、否定形などは、動詞の前に、否定形をつけて、
ない たべる。モン モゴヨ 못 먹어요. たべませんという意味。
となります。ので、異なることもありますが、いたって日本人からすると学びやすい言語かと思います。
独学で十分習得できると思っています。私もほとんど独学で勉強しました。ハングルだけを覚えれば、街の看板の文字を読みながら、習得できるものです。
そのほかのアルタイ諸語とは代表的なものとして次のように上げられます。
1)モンゴル語 これも助詞があります。発音はやや日本人には難しいとされています。
2)トルコ語 接尾辞をうしろにつけていくいわゆる、膠着語の仲間です。
3)ハンガリー、フィンランド語 ヨーロッパですが、日本語の語順と同じです。 ウラル地方を先祖にもち、遊牧民が東ヨーロッパに移動しながら、国を作る。 ヨーロッパの言語が日本語と共通点があるということは注目していいのではないでしょうか。英語と同時学んで見るのもいいと思います。
4)インドの諸語(ヒンディー語、ベンガル語、タミル語)
タミル語などは国語学者の大野晋さんの研究がよくしられていますね。
日本語の起源に関しての研究がこちらの書籍にあります。
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5)ウズベキスタン語 ウズベク語の兄はaka,弟はukaで日本神話の神武記にでてくる兄宇迦斯(euka-si),弟 宇迦斯 (ouka-si)に似ているところが興味深いところです。古代(縄文語や弥生語)というものがあったら、この地方からの影響があったかもしれません。つまり、大陸からの影響です。母をona父をotaというのですが、日本語の女onnnaや夫otoと一致しているように思われます。
2.英語と同時に学習するか、一方をマスターしてからか。
学校教育ではある程度英語を勉強してきました。その基礎があるので、それをパターンに少しづつ第3外国語に移行していく方法があるでしょう。そのとき、英語の割合を少なくしながら、弱点だけ(例えば、リスニングなどに特化する)に集中するようにします。
または、英語は一旦お休みして、1~2年をこの第3外国語に集中してみるのはどうかと思います。文法や語順が似ていれば、やりやすく、スピードも速くなるのではないでしょうか。
ある程度マスターした時点で、英語ともう一つの外国語を同時進行するという方法となります。
3.3か国語ができるメリット。水原希子さんもトリリンガル。
英語はできる人や学習者が多いので希少価値がないかもしれません。できるという基準は、ネイティブ並みでないと認定されないのではないでしょうか。
しかし、今まで紹介した、言語はまだマスターした人や勉強している人が少なかったりするので、すこしできるだけで、需要が増してきますし、自信にもなります。
その言語や国の専門家にもなれるかもしれません。
最近はバイリンガルよりも女優でモデルの水原希子さんのように3つの言語を操れるトライリンガルに注目が集まっています。
実際韓国のスターなどは外国語をいくつか話せる人が増えているようです。
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