韓国のショッピング文化が変わろうとしている。
私が初めて韓国に来た当初はいわゆる
市場(シジャン)か、普通のマートであった。
それから、首都圏ではデパートぐらいであったかと思う。
しかし、最近は複合の施設、アメリカでいえば、「モール」に近い構造となっている。
複合施設、食事から映画、ショッピングまで何でもできる。そしてなんでもある。いわゆる複合ショッピングモールが続出しているのだ。
アメリカのウォルマートやコストコに来てるようだ。
韓国では新都市といわれるアパート(団地)がある。そこは、学校から病院、学習塾などすべてがそろっている。新都市は郊外にできることがおおい。その代表的な地域は京畿道といわれる場所だ、ソウルまでも出勤退社も容易で、子供教育施設もそろっている。
そして、その一角にマートができるのであるが、最近では大型化している。
依然はマートといえば、ショッピング(生活必需品や食料品を購入)するだけのものだった。しかし、コロナ禍の影響か、複合的な構造で一日いても飽きないほどの広さを備えるようになってきた。
巨大化するショッピングモール。その代表的なものがemart Tradersではないか。
まず到着して、目についたのは、Emart Tradersという文字。
e-martとは違う何かを感じる。そして色も緑色。
地価へとエスカレータが私を誘う。
開かれた倉庫型売り場と書かれてある。
たしかに韓国は地下は広くて、きらびやかだった。その代表が、地下の駐車場。
車社会の韓国は地上に駐車することに限界を迎えたのか、
ビルの地下には必ずと言っていいほど、駐車場がある。
それも、数百代駐車できるもの。
売り場もそれを連想させる大きさだ。解放感がある。
地価には大型ショッピングマート
まるでアメリカに来ているようだった。あのコストコやウォルマートを連想させる。
今までのマートは人がごった返していて、非常に窮屈に感じた。しかし、ここは違う。
余裕をもってショッピングができる。
ただ、真夏というのに中は非常に寒い。クーラーをガンガンきかせている。
だから、少し羽織る服が必要だ。
一つ一つの商品の大きさは、アメリカンサイズだ。とくにステーキの大きさに驚いた。
韓国人も食べる量が多くなったのだろうか。
安いメニュー(ピザ)
ショッピングが終わると、同じ階の地下にフードコーナーがある。Traders Cafeだ。
メニューはピザとパスタぐらいだが、非常に安い。
上記の写真で、1200円(12000ウォン)であった。コーヒーも100円(1000ウォン)と安かった。
これもどこかアメリカのモールを連想させる。ホットドッグはないが、韓国人の好み併せてメニューが提供されているようだ。
最近は韓国料理をそれほど好まないのだろうか。
確かに、以前よくみたソルロンタンや参鶏湯のお店は見なくなった。
不思議な現象だ。
地上4階(なんでもある)
地上波ショッピングモールだ。
カフェ、ユニクロ、CGV、食堂街、レストラン、座れるベンチも多い。
ペットも連れてきてる家族連れが多かった。最近とくにこのペット韓国語では愛玩動物というのであるが、小さな子犬を飼う家族が多い。
そしてお年寄りも必ず、子犬を連れて散歩している。
ペットを飼うのは、普通だ。もう家族同様なのかもしれない。
大学にも伴侶動物学科という学科が増え続けている。ビジネスになるのだろう。
まとめ
韓国のライフスタイルは最近、急激に変わってきている。
やはりコロナ禍の影響は無視できないのではないか。
外出を控える中、家の中で楽しめること。家から近いショッピングモール。たくさん移動しなくても、買い物や外出ができること。
そんな生活へと変わってきている。
一変にたくさんの物を購入する。そしてなるべく外出をしないで過ごす。
Emart Tradersはこの数年の韓国のライフスタイルの変化を象徴するようだ。
今後徐々にこのような大型ショッピングマートが増え続けるのは確かであろう。
ただ、韓国に本来”韓国的”とされてきた、市場(シジャン)や韓国料理屋がなくなってしまうのも寂しいものだ。
韓国的というもの、伝統的なものが、忘れ去られてしまう危惧も生まれてくるのではないだろうか。
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