1.オーディションの様子。
ちょっとしたきっかけで、韓国のオーディションに行ってみました。オーディションをする会社は大手の会社JYPとFNCです。
場所はソウルのシンサ駅にあるモンスタートレーニングセンターという芸能育成の学校でした。
ここでは毎月1~2回ほどオーディションを開催していて、受講生だけではなく、外部からも新任練習生をスカイとするために行われるそうです。
1次審査と2次審査があります。
流れはこんな感じです。
1.事前に願書を送る。
2.電話がかかってくるので、本人かどうか、また、合格したら受講するのかどうか。(学校では受講生を募集する目的もあるようです。⁾
3.当日も電話とメッセージが来ます。
4.当日時間10分前に到着し、アンケートを作成。
ここには、親の同意があるかどうか。身長と体重。略歴。オーディションを受ける動機。などを記載します。
5.待機します。この待機時間で、学校関係者が説明。
「オーディションは何回も受けたほうがいい。50回、100回受けてもいいのだ。そんな中で要領がつかめてくる。受かる人はその事務所との相性がよくて受かることもある。」
とのことでした。数十回受けている人がほとんどです。また、だからか、周りはほとんど、顔見知りで知り合いです。
6.審査会場に入ります。ここでとても重要なことは、「礼儀」だそうです。韓国語でインソンというのですが、人格や人柄がいいことがもっとも審査員がみているといいます。韓国らしいですね。
7.3人の審査員がいます。カメラを撮ります。このカメラに向かって演技をします。最初に審査委員から質問があります。ので、韓国語は必須でしょう。
8.歌はさびの部分で、2分ほどで終わらせます。そのあと、アドバイスがあったり、ダンスを準備している場合はダンスを披露するでしょう。
9.歌は韓国語の歌がいいでしょう。
10待機する時間を合わせたら、1時間くらいかかります。
2.韓国の芸能高校とは。
韓国には芸能高校があります。その有名なところが、ソウル公演芸術高校とハンリム芸能芸術高校です。前者は1966年に創立された有名高で後者は2009年に芸能コースができたところです。
韓国ではとても人気で、なんと倍率が40倍だそうです。
試験は?
2分ほどの実技だけです。中学の内申も関係あるようです。
学校設立の趣旨は、韓国が大学入試の教育色が強いので、勉強以外の才能をもつ学生を育成したいというところから設立されたといいます。
現在日本人の入学はされていないとのことです。
実際に韓国での人気ある職業には、この歌手や芸能人が上位を占めています。
小中学のころから夢見て、練習している子もいます。
3.練習生制度は超ハード
学校ではそのような教育に力をいれつつ、大手芸能事務所と連携して、歌手を輩出する仕組みを作っています。
定期的に開かれるオーディションに向けて日々練習に明け暮れます。
そしていざオーディションに合格したら、練習生となります。歌手の卵のようなものですね。
学業と練習を掛け持ちしながら、その生活は始まります。
だいたい5年間ほどその期間があります。
その間は自宅から通ったり、成績がよければ寮にはいることもできます。
では、その間の費用はどうなるのか?
放課後のレッスン代や食費はでるそうです。デビューしたらその経費は差し引かれます。
とにかく、練習はハードで、深夜まで行われることも多いといいます。
そんな過程を通過して、歌手となっていくのですね。
ここにも韓国の熾烈な競争社会とトップを目指す、プロ意識が垣間見えました。
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