梨泰院クラスで有名になった梨泰院(イテウォン) ハロウィン(ハロウィーン)と韓国。一体イテウォン(梨泰院)ってどんな街?

韓国の生活
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こんにちは、ファナムです。秋も深まり、もみじがきれいな時期になりました。

さて今日はそんな秋にふさわしいイベントとしてのハロウィンについてみてみたいと思います。ハロウィンといっても国によって異なるのでしょうか。今日は韓国のハロウィン事情についてご紹介します。

  1.  韓国のハロウィン事情
  2.  そもそもハロウィンとは?
  3.  韓国の秋の休日、チュソク
  4.  キリスト教文化と教会
  5.  お化けについての考え方

1.韓国のハロウィン事情

韓国では最近になってようやくこのハロウィンを意識しだしたように思われます。特に、町にでると、ハロウィン用のグッズやコスチュームなどが売られているのが目につきます。家で飾ったり、友達にプレゼントしたりするのでしょう。私が見る限り、変装しようとする意識よりは、各家庭や友達と過ごすといった雰囲気があるようです。

 では、どこに行けばハロウィンの雰囲気を味わえるのでしょうか。まずは梨泰院(イテウォン)というところをおすすめします。ここは外国人が集まるところで有名で、日本でいえば横浜といった感じでしょうか。周りにヨンサンというアメリカの基地があったり、駐在員や外交官が住んでいるので、外国人が多いのです。

 海外の食べ物を食べたいときはこの町に行きます。クラブもあるので、飲みに行く外国人も多いのです。よって、ハロウィンもしかり、海外の雰囲気そのものを味わうことができると言えるでしょう。コスプレを着たり、変装したりする人が目につくと思います。

 他にはホンデ(ホンイク大学の学生街)などもいいかもしれません。 ロッテワールドなどのテーマパークも面白いでしょう。

ホンデのワッフルのお店で
ホンデのワッフルのお店で

 ただ、韓国は英語教育機関がこのハロウィーンを教育に利用しているので、大人よりも子供のお祭りという感じをうけます。外国人のネイティブの先生がお菓子をかってあげたり、また、先生が変装したりしてイベントをしながら、英語を学ぶことをよく見かけます。英語圏の文化に触れるチャンスでもあるからでしょう。

2.そもそもハロウィンとは?

 さてこのハロウィーンですが。まずは言葉このハロウィンについてしることが大切でしょう。Hallowは神聖なという意味。eenはeveningのなまった言葉。だそうです。何が神聖なのでしょうか。

 11月1日に諸聖人の日と定めたことからくるのです。これは、キリスト教(カトリック)のお祭りです。ハロウィンは10月31日ですから、これはこの日の前夜つまり、eveningというわけです。これはもともとキリスト教の行事ではなくこだいケルト民族の宗教儀式の一つ(ディルド教のサウィン祭)でした。キリスト教がケルト民族を侵略してからこの二つが合わさってできたものが、ハロウィンです。

 古代ケルトでは一年を2期に分け、1年を11月1日から始まるとみたのです。だから10月31日は一年の終わり大晦日みたいなものです。日本でも大晦日は意味のある日ですよね。そしてここからが大切。新年を迎える儀式は死者の祭が行われていたのです。

https://belcy.jp/56511 (古代ケルト人とは)

 日本のお盆を思い出させます。死者ですが、日本では先祖ですが、西洋では、悪霊もくるのです。そしてこの悪霊が子供を連れ去ったり、生活の色々なところに邪魔をすると信じられているのです。

 アメリカなどは正に自分の人生は二つによって影響されると思っています。一つは天使。これはいいことをする。もう一つは悪霊。これはもちろん悪いことをしかける。のです。ここから、お化けの仮装をすることが始まりました。

 あのかぼちゃの提灯(Jack-o’Lantern)は魔除けの一つなのです。精霊を迎えるための迎え火だと言われます。日本のかぼちゃでは中が柔らかくあの形を作るのはむずかしいそうです。

3.韓国の秋、チュソク

韓国にもこれに似た祝日があります。これがチュソクです。旧暦の8月15日に行われます。みな、実家に帰ってチェサと言って先祖にお供えをします。これは秋の収穫の実りを感謝するものですが、祖先に感謝するものでもあります。祖先は一般的にはよいことをもたらすと思われてます。では悪霊はどうなのでしょうか。

4. キリスト教文化と教会

 韓国を歩くと教会がないところはないと気づきます。私も来た当初びっくりしたのが、このキリスト教会やカトリックが多いことでした。それにともなって、十字架が多いことです。韓国はまさにキリスト教の文化圏に入るかもしれません。昔、分断前は北朝鮮の平壌がキリスト教のエルサレムと言われたほどだったそうですから。

 このことから、考えると、天使とか悪霊という考えはもっているのではないでしょうか。キリスト教会が多いということはこのハロウィンへのイベントも教会単位で行われると思われます。実際12月のクリスマスは休日で教会ごとに大きなイベントをしてます。

 その背景に、この悪霊、つまり悪霊を追い払うという感覚をもっていると思われます。ハロウィンが今後韓国に定着するかはわかりませんが、その定着する要素はある気がします。

5.お化けについての考え方

 韓国のハロウィンはそういう意味ではかわいいコスチュームやコスプレよりも怖い悪霊の仮装が人気かもしれません。日本はかわいいものやコスプレだと思いますが、韓国は悪霊を追い払うという観点から考えると怖いお面や仮装が流行ると思われます。悪霊災いはあるかというかは個人的な考えにもよりますが、この日だけはこの悪霊を追い払う”トリックオアトリート”と言ってみるのも効果があるかもしれません。


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