さて、韓国には日本の短大に当たる専門大学がかなりあります。
4年生大学は学問を学び、2年生の専門大学は主に実技や技術を学ぶことを特化しているようです。
例えば、美容や外食調理、繊維ファッションなど。
就職を視野に入れて、こういった学科が人気が高まり、専門大学への希望者も増えています。
しかし、専門大学は2~3年で卒業。これはあっという間です。
入学したと思ったら、すでに卒業間近で就職活動といったことになります。
そこで、すぐに就職せずまだ大学生活を続けたいという学生
そんな学生は4年制の大学に編入するケースも多いのです。
しかし、近年大学を変えずとも、短期大学で在学しながらも、この学士号を
取得できる
深化課程というものが設置されるようになりました。
そしてその資格が留学生にも与えれることとなったのです。
実は今までは深化課程には留学生にビザが発給されなかったのです。
深化課程
深化課程とは
短期大学の学生がより深くその分野をも学ぶという意味があります。
2年間で培った知識やスキルを
より深めていくというものです。
ほとんどが、昼の授業ではなく
夜の授業となります。よって、昼会社に勤めて通勤しながら、通学もできるのが
魅力であり、また大変な点でもあります。
夜学校にきて遅くまで勉強するのです。
中には昼は何もせず、学校だけに絞っている人もいます。バイトなどはしているでしょうが。
授業は月曜から木曜がほとんどで、6時ぐらいから始まり、10時半ぐらいまで授業といった感じです。仕事のある学生はすこし遅れて授業参加となります。
これも認められます。仕事のゆえに授業が送れる場合は、前もって報告していればいいのです。
一クラス約10人くらいから15人くらい。
最近は社会人のための授業も多く開設されているのです。
今までは
今までは、留学生にはこの深化課程には進めませんでした。
それはビザが発給されないからです。
よって、短大を卒業したらすぐに帰国するか、それとも韓国で就職か編入しかなかった。
韓国に残りたければ、就職か4年生の大学に編入という方法です。
これはけっこうハードルが高いといえます。
深化課程の門が開かれたがゆえに、留学生の韓国滞在の延長がたやすくなったといえるでしょう。
留学生のニーズ
ではどれほどのニーズがあるでしょうか。
実際韓国の学生のニーズはそれほど高くありません。
就職優先といったところからか、また学費を払うのは大変だからという理由があります。
それでも最近は、深化課程に進む学生も多くなっているようです。
2~3年の学業では物足りないと思う人もいるのでしょう。
では留学生はどうでしょうか。
留学生に関してもそれほど多くの学生が希望しているわけではありません。
ただ今後は多くなっていくのではと予想しています。
学士号取得後の進路
深化課程を卒業後は色々あるが、
深化課程ですでに就職した学生はそのままその会社で働くというパターン。
これが多いのではと思われます。
また、学士があるので、大学院を目指していく人もいます。
これもよい方法かもしれません。
大学院となると、4年生の大学を考慮しなければなりませんが。
また海外への就職を目指す学生もいます。
いずれにせよ、深化課程に進むことで活動の幅は広がることは間違いないようです。
現在韓国に留学を準備している人。
短期大学の場合はこのような、深化課程があることを念頭にいれるのはとても大切でしょう。
留学生にもその門は開かれています。
コメント