1.ソウル大学への行き方
ソウル大学は漢江の南に位置する。2号線のソウル大学入り口という駅で降りる。
3番出口を出ると、バス乗り場がずらり。そこから、バスに乗るのだが、ほとんどが、ソウル大の方面に行くので、どのバスに乗ってもソウル大には行けるはずである。しかし、どこで降りるかは、バスによって違ってくる。
無難なのは、ソウル大学の正門で降りることであろう。そこから、歩くことにはなるが。学生のほとんどは正門ではなく、その校舎の目的地で降りるらしい。
私は正門から景色を見たいこともあり、正門でおりた。正門とカナク山が見えるのが、ソウル大学に来たという印象を与えてくれた。
国立大学だけあって、キャンパスは広い。また、カナク山を眺めながら、キャンパスを歩くので、解放感もあってとても気分はよい。しかし、校舎まではけっこう歩くようだ。
2.ソウル大学の歴史
ソウル大学は1946年創立だという。その前は京城帝国大学であったという。日本の教授が教団に立っていたともいう。京城帝国大学は1924年(大正13年)に創立された。そこから1945年に京城大学に変わり、今のソウル大になるのは1946年だそうである。
よって京城帝国大学当時の建物も残っているという。
3.キュジョンガク(奎章閣)
キュジョンガク(奎章閣)という古文書図書館がある。これは李氏朝鮮の1776年22代王正祖(チョンジョ)大王の時に王室図書館として、所蔵が始まった。現在も、朝鮮韓国の歴史的な重要文化財や史書などが保管されている建物であった。
朝鮮王朝実録もここに保管されているという。実際は秘苑にあったのであるが、このソウル大のは新設されたものだそうだ。
その当時は歴代王の詩文、王室の各種文書や記録、中国文献などが保管された。正祖はこれをもって政治の改革を進めたともいわれる。たとえば庶子出身の両班子弟を登用し、このキュジョンガクの実務者といして採用するのである。
4.冠岳山(カナクサン)の散策
カナクサンはソウル大の横に山道が設けられている。とてもきれいで、散策や思索にはもってこいだ。ソウル大学の学生はこのような環境で勉強できるのはうらやましくなるほである。
ここは、頂上までいかなくても、ゆったりと自然を楽しむことができることは、旅行者にもおすすめである。ソウルの繁華街に行くのもいいが、ここで韓国の季節を感じるのもいい。特に春や秋は絶好の登山季節ではないか。
5.社会人の70%以上が大学卒
韓国では大学の進学率が高い。みな大学に進学する。そして、ソウル大学をはじめ有名私立に行くことが、幸せになるパスポートであると信じられている。いや、実際には、そいうった有名大学卒を採用するともいわれている。
幼いころから、受験のためにひたすら勉強に励み、また家族もそのために離れ離れになるともいう。子供だけを留学させるや、寮にいれて勉強に集中させるというものである。
韓国の学歴社会はまだまだ続くようであるが、改善への声も上がり始めている。
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これからも、韓国の散策と題して記事を載せていきます。
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