1.騒音問題のきっかけ
イ・フィジェという人気タレント兼MCはアパートの住民(下の階)から騒音の酷さに苦情が公になることで、その対応などが問題となっている。下の住民は妊娠中で、上階(イ・フィジェ家族)の騒音特に子供たちの走ったり、飛び跳ねたりする音がひどくて、困っているという内容である。
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彼女は何度も静かにしてくれ、騒音の対策をしてくれと頼んだという。しかし、「これは建物の構造上の問題もある」と責任を回避するような回答をしていたということである。本人はすでにテレビ番組で謝罪をした。
実際上階でどのようなことが行われていたは、彼が家族と一緒に運動をしたり、子供と室内で野球をしているところが公開されている。そのことから、住民に配慮せず騒音を起こしていたことが明らかになっている。
現在この問題をきっかけにアパートの上下階の騒音(韓国では層階騒音という)問題が話題が取りざたされるようになった。それは
「私の家も同じ被害を受けているが、解決できてきない」というものだ。以前からも上下階の騒音でいざこざがあり、暴力事件まで起こるしまいであった。しかし、それほど、大きな問題として取り扱われることがなかったが、このタレントの件やコロナのために室内にいることが多くなったせいか、騒音が大きな話題となっているのである。
2.筆者(韓国在住)のケース
私もこの上下階の騒音の問題に悩みつづきてきた。その一つに子供の走り飛び跳ねる音である。上からものすごい音が響いてい来る。
上階の住民に何度も「静かにしてくれ、騒音がひどい、子供の走る音を何とか解決してくれ」と頼んだが、改善する余地はほどんとない。
管理人を通して話しても、それほど効果はないという状況である。
何がこのような問題を引き起こすのか。私なりに考えたが、
一つにはやはり構造上の問題。つまり建築上において、騒音を防止する規定やその対策がなされていないことが挙げられると思う。話し声まで聞こえたり、テレビの音まで聞こえるのは、やはり構造上に問題があるとしかいえない。
二つ目に子供への教育である。子供が走ったり、飛び跳ねたりすることに、
親は
寛容ではないかという点である。人に迷惑をかけることへの、配慮を子供の時からしつけることは必要であるが、それに関しては、徹底されていない家庭もあるようだ。
全ての家庭がそうだとは言えないが、子供へ対し方が少し「甘い」ところから、騒音は起こるのではと思った。
このイ・フィジェさんの家庭も、子供と一緒に運動をしたり、遊んでいるのである。大人だそうであれば、子供はそれを当然と思い、足りまわることは当然である。
あるタレントの家も騒音が問題となり、その家の写真が公開されていたが、トランポリンやローラースケートの靴が室内にあったそうだ。室内がまるで、遊び場のようなのである。
韓国の子供は外で遊ぶよりも、家の中で遊ぶ傾向がある。これは日本も同じかもしれないが、子供が外で遊んでいる光景はあまり見当たらない。
子供はどこで発散するのか。まさに、家の中である。家の中が今や「遊び場」となっているのが現状である。
韓国社会は今後、この上下階の騒音の法整備や建築の対策を打ち出さないと、深刻な社会問題になるとは間違いない。
3.その他の騒音
1)工事の多さ
日本人が韓国で過ごすうえで、葛藤することの内、この騒音があるが、「工事」が多いということも、知っておいたいいかもしれない。アパートの建設から始まり、道路、リモデリング、防水工事など。工事がかなり多い。そして土日も工事をする。さらに、住民に知らせることなく、突然始まる。
2)車のクラクション
これも大したことないと思われるかもしれないが、日本人からすると気になるものの一つとなる。私は何か事故が起こったのかと、大きなことのように思い、振り向くと、前の車への合図であったりとなんでもないことなのである。
クラクションは韓国ではどこでも鳴らしていいという了解がある。歩行者には相当の騒音として聞こえるであろうが。
3)バスや電車の中
バスや電車の中も、日本のように静かではない。大きな声で話す人、電話をする人、スマフォの音をイヤホンをしないで聞く人。物を売りに歩いている人。電車の中は騒音だらけである。コロナのために、話すのは控えましょうと、注意の放送が流れても、平気で話す人は多いのである。
以上それ以外にもあげることはできるが、主要なもので、日本人が耐えられそうにないものをあげてみた。
今後はこの上下階などの問題がよい方向に進展するかどうか、注目したいものである。あるオランダ人は、騒音のために文句を言って怒鳴ったそうである。その後、上階の人は引っ越してしまったようである。しかし、新しく入ってきた人も同じように騒音を出し始めたそうである。
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