コロナ騒動で今や日常がうまく稼働しなくなりました。会社、学校など、あらゆるところで、リモートワークつまり、遠隔で仕事をすすめたり、授業をすすめようという動きが始まっています。
私も3月から授業(韓国では3月が始業)でしたが、2週間遅れの始業となり、さらには、リモートワーク並びにオンラインでの授業をすることとなりました。これは、私が選んだのではなく、学校側の要請でもあります。
そこで、今日はそんな1か月を振りかえり、率直にこのリモートワークや遠隔授業について体験談を話していきたいと思います。
まず結論から言うと、職種や事情によって一長一短ありという感じです。
特に教育現場においては、リモートワークはあまり向いていないかもしれません。これが、大まかな結論となります。
では具体的に見ていきましょう。
1.リモートワーク
1)メリット
在宅勤務。これは通勤などの行きかえりなどの時間を節約できるという点がまず挙げられるでしょう。その時間を利用して、読書をしたり、散歩をして、朝は余裕をもって仕事に取り掛かれると思います。
さらに、職場に行かないので余計な人間関係の摩擦やストレスを軽減できるようです。お互いコミュニケーションをあまりとらない職種であれば、リモートワークも悪くないと思います。
私の場合も、それほど、人とミーティングをしたりすることは少なく、現場で学生に教えそして相談するくらいです。最近は上司からの指示や事務的な処理は、SNSで行われています。どこにいても、指示が舞い込んでくるという感じです。韓国はあまりプライベートを気にしないようです。
2)デメリット
自分で家の中でやりくりしていくので、自らを律する必要があります。つまり、だれも見てないので、ついついさぼってしまったり、他のことに気をとられたりすることです。
また、人と会わなくなるので、その分コミュニケーションによる刺激がなくなり、一人で考える、一人よがりになる、という欠点がありそうです。
日本語で仕事と漢字で書くと、事に仕えるとなりますから、これは人に仕えるとも言い換えることができ、やはり日本では人との関係から生まれるサービスを提供しつつ、その対価に満足していく傾向がありそうです。
人と接するということも、仕事上では大切なモチベーションになるのでしょう。
2.オンライン授業
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オンラインの授業が大学で始まりました。こちら韓国では今週から(4月から)オンラインで授業をすることが決まりました。
先駆けてオンライン授業をした感想ですが、大学においてはそれほど問題はなさそうです。
大学生の場合は、授業つまり単位を取れればいいのです。そこに内容や学びという感覚はあまりないのです。
しかし、これが、実技や技術的なことを学ぶ学科などは、オンラインでは限界があるでしょう。ただ、映像だけを追いかけて課題を済ます。
ここにオンラインの限界がありそうです。
それでも、大人数の教室を前に教師が大声で話すこと。あまり興味のない学生などの前に講義を直接するよりは、オンラインで映像をとったり、ビデオ会議システムでオンライン上でやり取りするほうが、教師には楽で、ストレスはないのです。もしかしたら、学生もそのほうが、自分の好きなときに映像を見て、宿題をしていくというサイクルの方がいいのかもしれません。
ゲーム、デスクトップ、Webカメラの録画には、Bandicamしかし、これはデメリットも多いことは確かなようです。
2)デメリット
留学生などは、やはり直接授業を受けたい、直接コミュニケーションをとりながら、授業を受けたいと思うはずです。
留学していても、直接学校には行けずオンラインでは、留学する意味はないのですから。
小中学校の場合はどうでしょうか。
これも人によって向き不向きはあるかもしれませんが、学校で授業を受けられないというのは、学生には不満となるでしょう。
また、インターネットの環境があるかどうか。家庭にそれだけの環境が整っているかも見過ごすことはできません。
特に小中学生にはまだインターネットへの十分な知識がない中で、自宅でオンライン授業は、かなりの負担となるでしょう。
また、オンラインだと教室で授業を受けていた時と比べて緊張感はかなり低くなることは予想されます。
また、教師もインターネットやオンライン授業の操作の知識がかなり必要となると思います。例えば、講義を録画して、編集して、アップすることだけでも、結構手間がかかります。時にはなかなかうまくいかないことがあります。
ほとんど、ユーチューブのクリエーター並みです。
特に音をどれだけ出せば適当かや、文字の大きさ、授業時間などは、満足度の大きな要素となりそうです。
しっかり録画するには、相当しっかりした高価な機器が必要です。学校側がそこまで、環境を整えることが前提となるでしょう。
よって、今回はこのコロナ騒動が突然やってきたので、準備もなく、何も教育がなされないまま、始まってしまいましたが、今後はこのことを見込んで、教員には、映像コンテンツを作れるまで、スキルを蓄えておくことが必要となるでしょう。
授業をもうすでにコンテンツ化してしまって、いつでも、どんな状況でも、オンライン授業ができるようにすることが、賢明かもしれません。
遠隔授業 文部科学省 – Yahoo!検索 www.mext.go.jp/content/1404424_1_1.pdf
3.まとめ
リモートワークやテレワークといった在宅勤務は職種によってかなり差があると思います。教育の現場では、現場重視が必要で、必要に応じて、オンラインや海外の学校と遠隔授業をすることがいいかと思いました。
ただし、今後リモートワークや遠隔授業の需要度は加速いくと予想はされます。
新しい教育方法や教授法の開発が望もまれているかもしれません。
もし、教師にもテレワークなどが可能であれば、近年問題になっている教師の心的負担も軽減できると期待されます。
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