韓国の冬は寒い。
これはよく知られていると思う。ドラマなどみても、俳優の口からは白い息が出ているのをみることがある。
冬でのロケはたいへんだろうと思う。
私も最初に韓国に来たのが2月だった。寒いと聞いていたが、あの空港のロビーを出た時の寒さは今でも忘れない。
日本では経験したなかった寒さだったからだ。頭と顔が凍るような感覚だったからだ。
とにかく韓国の冬は寒い。それを前提に韓国の旅行や留学をしなければならない。
三寒四温という世界
私をもっとも悩ますのは、気候の変化だ。温かくなった、もう春だと思いきや
裏切られる。
急にまた冬に逆戻る。裏切られるという表現がふさわしい。
これは三寒四温といわれ、三日寒さが続き、四日暖かいという
気候の変化だ。その寒暖差も激しい。
この変化を繰り返しながら、徐々に春を迎える。
きっと木々や草花もこの環境に耐えられなければならない。
よって、非常に春になると、色が鮮やかだ。今まで我慢してきたのを一気に咲きほこさせるというイメージがある。
日本の春はもちろん好きだが、韓国の春も存分楽しませてくれる。
雪は降るの?
では寒いといえば、降雪量が気になる。
私の経験から言えば、それほど積もらない。もちろん、江原道という北朝鮮に近くなれば、降雪量はある。積もる。
しかし、首都圏はあまり積もらない。
雪が降るとロマンチックだと、学生や子供たちもよろこぶくらいだ。
そして、日本の北海道や東北の積雪を不思議に思っている。日本の映画のシーンのイメージにそんな積雪のイメージがあるようだ。
雪は降る。その後が厄介だ。その雪が寒さゆえに道のあらゆるところが凍るのである。
さらに、坂が多いのがソウル。その坂を下るときは恐怖の何物でもない。恐ろしい。
家の中は寒いの
では家の中はどうか。寒い韓国だから寒いと思いきや、寒くない。寒さよりも時々暑い。
よく冬でも半袖で過ごす人もいたりする。
なぜか、床暖房つまりオンドルがすべての家に備わっているからだ。
家にいるかぎり、冬の寒さを感じることはない。日本はこたつにはいれば暖かいが、それは下半身だけだったりする。
上半身は寒いし、こたつからでて、トイレや廊下にでるとものすごい寒い。家の中は寒い。
よく韓国から日本に行った留学生の話しがアパートの寒さである。
韓国の窓いわゆるサッシは二重である。私の部屋はベランダがあるので、三重となる。完全に外を遮断している。
ボイラーという暖房器具があり、そこからお湯を部屋にながしている。それがオンドルともいわれる。
最近は機能もよくなり、少しボイラーを稼働させるだけで、部屋はぽかぽかになる。つけて消し忘れなどもしようならば、部屋がサウナ状態。そして電気代もその分かかる。
シャワーをすると〇〇
では日本では寝る前に風呂にはいる。韓国はどうか。
もし寝る前に風呂にでも入ったら、下は暖かく体は温まっているから、その暑さで睡眠を妨げる。つまり暑すぎて寝れないのだ。
そして、冬はあまり風呂やシャワーまでもしない、。
なぜか。
シャワーをすると「風をひくよ」といわれるからだ。
頭だけを洗う。でも、体は?
基本的に冬は家庭の風呂ガマはつかわない。シャワーも頭だけ。
もし体をこすりたければ、風呂屋さんにいって「あかすり」かもしれませんね。
冬は外にでるの?
答えは、出ません。
子供たちも家にこもってます。
外で遊ぶ子供は見かけない。公園はあるが、子供はいない。
そんなことからか、スキーやスノボーは流行らない。
スケートはやってるようだが。
冬はみな、冬眠だ、家の中で。
だからか、ゲームが好きな人が多い。ドラマや映画を見る。
外出するときはカフェでお話しするとき、お酒の集まり、教会の奉仕活動などのとき。
家にいて、お腹がすいたらデリバリー!
家から出ない。が原則だ。
最後に冬の服についてみてみたい。
韓国は寒いが、家の中や地下街、カフェは暖かいからか、日本人のように防寒をしない。厚着しない。
ロングのダウンジャケット。これだけあればいいし、韓国で購入すればいい。そしてあまり重ね着しない。というのは
室内は暑い位なので、すぐに寒暖差対応できるように、することがポイント。
ただ、ブーツやマフラー(厚手)のものは重宝するかもですね。
あとカイロをたくさんもってきたほうがいいかも。こっちは高い。
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