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鮭(サケ)の生き方から学ぶ。旅人と犠牲の愛。自然の摂理が与える教訓。

自然とのふれあい
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まだ小学校だったころ、玉川にサケの稚魚を放流した授業を覚えている。サケは海に下り、また育った川に戻ってくるということだった。

1.犠牲となるサケの親。

サケの一生をたどってみると、実に我々に教訓を与えてくれることが多い。その中で、産卵に関する話は大変感動を与えてくれる習性である。

産卵時期になると、生まれたふるさとに戻り、巣作りのために穴を掘る。特にメスは放卵の準備にとりかかる。

サケは産卵のために砂利地帯を選ぶそうである。それは、水温の変化が少ないからである。産卵は秋から翌年の一月末までに行われる。

こうして、放卵の準備が整うと、次に外敵から稚魚を守るために砂利で覆うのである。

こうした一連の産卵の準備でサケの親は体に傷だらけとなるのである。

海から川に戻り、逆流して遡る。それだけではなく、稚魚のために巣作りをしていくという過程に、全力をつくしていく。

そして、いよいよ孵(ふ)化だ。

3,000粒を生むと言われている。

卵を産み落とし、力尽きてサケの親は「死」を迎える。

しかし、この死は、単なる「死」では終わらない。

その後、孵化した稚魚の食べ物。栄養素となるのである。

サケの親はそれを知っているかのように、卵のそばで死んでいく。

子供たちの血肉となり、この子供たちはまた、大海原に巣立っていくのである。

見返りのない子供たちへの愛。生きている間は稚魚と対面さえできない。それでも、親鮭は子供たちが生まれてくることのために万全の準備をし、身体を傷つけ、そして彼らの栄養素となるために「死」を選んでいくのである。

2.サケは旅人。

孵化した稚魚たちは、川を下り、海へ出ていく。アメリカやロシアなどの北洋まで出かけていくといわれている。

その期間。3~6年といわれる。

これは、まさに「旅(たび)」ではないだろうか。

彼らの一生は「旅」で始まり、旅でおわるのである。

自然の摂理は我々にそんな「旅」の必要性を教えているようである。

面白いことに、彼らはそんな長い「旅」を通して、身体が3~4倍と大きくなっているのである。「旅」を通して心身ともに、成長していくのであろう。

そして、不思議なことに、必ず自分の生まれたふるさとに戻ってくるのである。

これを「母川回帰」という。

どうして、多くの川があるのに、必ず、自らの生まれ故郷にかえってくるのであろうか。

臭覚回帰、太陽コンパス回帰、知磁回帰、海洋回帰などの説があるか、まだはっきりしたことはわかっていない。

3.終わりに

サケという魚に、我々人間が学ぶべきものがある。

それは、自然の摂理、つまり「犠牲の愛」と「人生は旅」であるということであろうか。

我々はもういちど、そんな身近な自然に目を向けながら、生き方の本質を自然の摂理から学ぶことができると思われる。

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