主人公富雄は東京の大学へ入学する。
大学は彼の希望であり、理想であった。
彼は大学に入ることで、世間にプライドを持てる、唯一の手段となる。
コンプレックスは少しづつ消えていった。しかし
実際には念願の大学生活は彼に失望を与えた。
ふとしたことから、友人の勧めで、日本を旅することに。
暑い夏のひと時。
彼はミニバンを購入し、取ってまもない免許で、九州へ旅立つ。
金銭の余裕のない富雄には冒険であり、そしてチャレンジであった。
かれのドライブ。日本をめぐる旅は日本の風景に魅了される。
今まで見たことのない、行く先々の風景。
彼に迫る問いは
”日本とは何か。日本人はどこからきて、ほんとの日本人はどんなアイデンティティーをもっているのか”
そんな疑問が湧いてきた。
旅する彼に訪れる、運命ともいえる、出来事。
連載小説から、あなたを、衝撃の異文化体験へといざなう。
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