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地方移住に見るライフスタイルの変化。真の理由は。

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1.都会と地方の差

都会と地方の違いは何であろうか。最大の差はやはり自然とのふれあいの場と時間の差ではないであろうか。人々は仕事の合間に公園に行き、一息つくのは自然に触れたいという本性があるからであり、休暇を利用して地方に行くのも自然に触れたいためである。

もちろん都会は便利ではある。便利さゆえに人は楽に暮らすことができると思われたのであるが、逆に人は忙しく生きるようになってしまった。田舎に行くと時間がとまるように感じるというのはどうしてだろうか。

田舎のほうが都会に比べれば不便なはずではある。しかし、時間がゆったりと流れていると感じているというのである。

不思議ではないであろうか。

2.今なぜ地方なのか

国は地方創生政策を打ち出し、地方移住者に様々な支援策を打ち出している。起業したら支援金をいくらとか、移住したらいくらとかといった具合である。

今や、地方へ移り住むための環境は整いだしているのいえるであろう。日本全体がそのように地方へ人口が流れるように配慮していることで、今後ますます地方希望者は増えることは予想される。

しかし、なぜ今地方移住の希望者が増えているのであろうか。

それは、生き方の変化ではないであろうか。

生き方。今まではいい大学に行き、都会に住んで、いい企業に就職する。というのが幸せの物差しみたいに定着していた。この70年以降の高度経済成長期からの日本人の共通した価値観でもあった。そして都会にマイホームをもつ。

マイホームのために働く。地方にお墓やふるさとを残してまでも上京するのである。さらに、それだけでなく、お墓までも都会にまで移してしまうこともした。

全てが都会に一極集中してきたのが、今日までの日本人の生き方であったといえよう。上京することが幸せや成功をつかめるチャンスとまで考えたのである。

しかし、人々は都会で大学に入り、安定した職に就き、マイホームを得て、老後を過ごすことだけが幸せではないことを気づき始めている。

ものの豊かさだけを追い求めてきのだが、少しづつその価値観が崩れていっている。ものの豊かさよりも心の豊かさに重きを置くようになってきている。消費だけでは心の底からの満足が得られないのではないだろうか。

特に高齢化社会に入った現在。より価値のある生き方を求めている人が増えているのではないだろうか。

40代や50代となり、残りの約40~50年をどう生きていくのか。

それを真剣に考え始めているのである。

今まで忙しく生きてきた。今後も果たしてそのように生きていくことなのだろうか。余裕のある環境、スローな生き方、とくに自然の中で過ごそうという思いに人々は徐々に転換しているのである。

3.先人たちから学ぶもの

ヘンリー·ソロー⁽1817~1862⁾はウォールデンという湖のほとりに宿を構えそこで2年半を自然と共に生きようとした。彼はそれが人としてふさわしい生き方だと悟ったのである。自給自足をしながら、湖水と森の四季の移り変わり、動植物の生態、読書をしながら思索にふける日々を過ごした。

ソローはいいます。

自分の時間を贅沢に過ごしたい。いよいよ最後に死ぬときに、本当の人生を生きていなかったと後悔したくない

という思いに駆られ、都会から離れて、森の中で過ごしました。また、

ぼくが森での暮らしに惹かれたのは、ひとつに、春の訪れを感じる心と時間のゆとりがほしかったからだ。

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『社会契約論』で有名はジャンジャック·ルソーはサンピエール島に移り、そこで自然と触れながら、植物採集や観察をして過ごしたのである。彼は「孤独な散歩者の夢想」の中でこう言います。

自分自身のことなど忘れていたのである。私は自分のすべてを外に向けており、常に心を震わせることで、人間的な些事をあれこれかかわってきたのでだ。そのような慌ただしい日々は、一度とて私に心の休息も肉体の休息も与えてくれなかった。

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彼はサンピエール島というビエンヌ⁽Biel/Bienne)湖の中に突き出した半島に住みそこで田舎の生活に満足するのである。

田舎暮らしや地方移住などが話題になる昨今。人々の暮らし方や生き方は確実に変化しているように思われる。

もしかしたら、小手先の方法や情報よりも、ルソーやソローのような哲学の先人たちの古典からも学べるものが大きいかもしれない。

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