1.移住といえばアメリカ。
移住といえばまず挙げられるのが、アメリカではないでしょうか。まずアメリカに住むということの前提として考えると、グリーンカードに目を向ける必要があります。
これは、永住権ともいわれ、職業、学業、滞在期間の制限なく、住むことができるものです。
しかも、日本の国籍をそのまま維持しながら、アメリカ生活を楽しむことができるのです。
では取得するにはどうすればいいのか。
1)米国籍者の直近親族をもつ配偶者、子供、両親、兄弟姉妹。取得までは約1年ほどかかる。一番わかりやすいのが米国人との結婚です。
2)DV抽選永住権での取得。いくつかの国では抽選で永住権を取得できるようになっています。日本もそのうちに国に入っています。毎年秋ごろ抽選が行われる。当選の確率は低い。
3)米国への投資。約50万ドル。これによってアメリカ経済が保たれているという話もあるほど、日本人の投資が近年多くなっている。さらに、この条件で大学の学費が免除されたりというメリットがある。
4)自己の才能、能力。傑出した技術や能力実績がある人。EB-1ビザ
以上のようなカテゴリーで永住権の取得の道があります。
2.アメリカ移住の壁

就労ビザや永住権をとったとして、次に対応しなければならないことがいくつかあるでしょう。
上記の方法以外で、ビザ取得の方法として以下のようなものがあります。
アメリカの大学を卒業してOPTという就労可能な制度に切り替えることができ、その後、就労ビザに変更することもできるといいます。
しかし、アメリカの大学の学費をみると莫大な費用です。
私立大学は年間46,000ドル、州立は37,000ドル、コミュニティーカレッジは16,000ドルほどとなり、学費がかなりかかることは考慮すべき問題かもしれません。
こういった、学費や住居、医療費などといった費用も考慮することが必要となります。
学費を抑える方法として、日本にいるときに英語力をあげること。短大経由で4年制の大学に入学するという方法もあるでしょう。
とにかく、移住ということは、そこまで莫大な費用がかかるということを考慮する必要があるのです。
さらに移住を考えるうえで、問題となるのが、言葉の壁や文化の違いでしょう。そして旅行や留学とは次元が異なることを認識する必要があるようです。
3.日本の経済破綻
日本が今財政破綻の危機にあるという話をよく耳にします。
現在悲観論と楽観論があります。
そうです。ギリシャのように国が借金を抱えて、国が破綻、企業や銀行もつぶれてしまうという状況が迫っているのではないかというものです。
今後国が個人や企業を保護し守ってくれるという時代はないものと考えるべきでしょう。
個人の資産は自分が守るという意識が必要かと思います。
その選択肢の一つとして、海外移住があると思われます。
そして、移住先の候補として、挙げられるのがアメリカ。
しかし、移住といってもビザや生活費の面から、簡単ではないということを見てきました。
移住先を考えるうえで、アメリカを念頭におきながらも、ほかの国も比較しながら、今後のライフスタイルを研究するのはどうかと思います。
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